案件の規模を上げたくて職探し(案件探し)にエージェントさんを頼っています。すると起こるのが間違ったマッチングです。これは本当にみんなを不幸にします。
・三次請けのPMOって?
たとえば「フリーランス PMO」でググって上位に出てきたエージェントに登録し、面談を申し込むと、二次請け三次請けのPMOを案内されます。三次請けのPMOとはWordやExcelを用いたプロマネ支援、つまり実態としてはかなり事務職に近いです。
事務職では価値が出せないと自分で思います。危うく事務として登録するところで、事務が悪いのではなく私に適性がないのです。
・見えてきた上流工程の全体像
一方で正社員のご案内をいただくこともあり、その場合は「コンサルどうですか?」といわれます。仕事探しの軸として年収維持を掲げるからです。
PMOもコンサルも誤解を生みやすい職種です。エンプラ領域では、まずDXの市場があって全体最適を目指すDXコンサルがいて、設計するITコンサルがいて、個別のプロジェクトにPMがいて、支えるPMOがいて、ディレクターがいて、案件が進みます。
じゃあどこに入るかはもう「何をやりたいか」の軸でしかありません。
・間違ったマッチングはみんなを不幸にする
私がうっかり事務職に入りかけたように、間違ったマッチングはみんなを不幸にします。正社員就職にしても案件にしても、早期に離脱すれば会社も困りますし、私も嫌な思いをしますし、エージェントにも迷惑をかけます。
ここで思うのが実家の商売のことです。うちの実家はとある海産物を市場に卸しているのですが、取引先のひとつにコ●プがあります。親は相手をブランドだと言い理不尽に耐えています。買いたたかれ、返品を受け入れ、「うちが売ってあげるんだから」といわれてストレスをため、周囲(私)に当たることも。それってマッチングが間違っているのでまわりが全部不幸になっています。もちろん安ければ消費者は喜びます。でもそれだけの話で、裏側で業者が泣いたら意味がありません。成城石井やザガーデン自由が丘に卸すべきなのは明らかです。
市場では同格同士がマッチングします。つまり間違ったマッチングは格差婚みたいなもので結構みんなに不幸をふりまくよ、という話でした。