頼まれてデジタル化を支援することがあります。ホームページのメンテナンスや運用を皮切りに「連絡をLINEグループにしたいな」「電卓叩いている部分をもっと時間短縮したい」など、デジタル化のニーズは色々なところにございます。
・DXっていうけど実際なにするの?
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは何か。DXとは「競争に勝つためITで合理化する」と経産省は定義しています。管元総理が大々的に掲げ、IT屋さんが歓喜し、コンサルタントも沢山いて、なんか良さそうだけど実際には何をやったらいいのかわからないDX。
DXといっても現実はパソコンが苦手な方にExcelの計算式を入れたり、LINEの登録を教えたりと、地道な仕事が大半です。(企業が抱える課題によっては独自のシステムが必要となり、その場合はコンサルからITベンダーにバトンタッチし、プロマネさんが実際のシステムを指揮して構築します。)
・大切なのは全体最適
まずDXで大切なのは全体最適です。個別最適ではありません。個別最適の積み上げがDXになることはありません。なぜなら経営目線から見て個別最適とは誰かに仕事を押し付けることに他ならないからです。みんなで業績を上げないと意味ないですよね。
・かならず現れる抵抗勢力
そしてDXには誤解もつきもの。「なぜ私のLINEでログインしなきゃいけないんですか?個人のLINEじゃないですか!」など、抵抗される方は必ず現れるものです。そこで下から現場に入っていって社長や部門長の方に理解していただき「藤田さん(私です)の言うこと聞いてね」と権威を笠に着て(!?)信頼していただいてから話を進めます。
・結局はソーシャルスキル
そう考えると、DXは建前こそITによる合理化推進ですが、現実は地道なコミュニケーションの積み重ねであり、ソーシャルスキルの集大成だといえます。「どうしてDXしなきゃいけないの?」とそもそも論も発生します。やらなくても別に構わないことです。
FAXでのコミュニケーションが主軸ならFAXを使い続ければ良いとイヤミではなく思いますし。。。それでも、「遅れてるから流行に乗りたい」とかの横をみた理由ではなく、競争に勝ち抜き、生き抜き、顧客も社員も幸せにするんだという想いから始めれば、きっとDXは成功します。