DX(デジタル・トランスフォーメーション)が盛んで、私も人から頼まれてIT化のお手伝いに出向くときがございます。
管元総理が大々的に掲げ、経済産業省が「市場での競争優位」を目的としてDXが推進され、私のような個人事業主にも、ホームページの制作やメンテナンスをきっかけとしたDX依頼がやってきます。
・DXの抵抗勢力
ひとことでDXといいましても、全体最適を考え、個別のIT化を推進し、ITの苦手な方にExcelを教えてまわる地味な仕事が大半を占めます。また「どうしてLINEでログインしなきゃいけないのですか?個人のデバイスじゃないですか!」といった抵抗勢力というのは絶対にいらっしゃるものです。
そこで外部の人間として下から入っていって社長様にご愛顧いただき「藤田さんのいうこと聞いてね」と号令をかけていただいて、社長の権力を笠にきながら仕事を推進しています。大変なソーシャルスキルが求められるのですが、実際にDXが進むと社員さんの生産性は非常に上がり、とても喜ばれます。
そうするとあとは社員さんがバリバリ働いていただきますと、上の方々は自然とお喜びになります。すると業績が上がって、私も次の仕事をいただける仕組みです。一番お困りの方に役立ち、合理化を進めてあとはご自身のやるべき業務に専念していただくのがDXかなと思います。
DXで大切なのは全体最適です。個別最適は誰かに仕事を押し付けることに他なりません。それは本意ではないと感じます。